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足のむくみは病気のサイン?高齢者多い慢性下肢浮腫

2021/10/02
人間の体のおよそ60%は水分です。
余分な水分が溜まることで起こるむくみは人間誰しもが起こる可能性のある症状です。
特に女性は月経の周期前後や妊娠中などホルモンバランスの乱れによってむくみを強く感じることもありますよね。

そんな誰もが経験しがちなむくみですが特に大きく健康に影響しにくいので放置してしまう方も多いですね。
ですが!高齢の方の場合は放置してしまうと危険な場合があるんです!

▼危険性のあるむくみとそうでないむくみ
むくみは大きく2種類にわけられます。

・血流が悪くなったことで体内に不要な水分が溜まって起こるもの
・病気の症状の一部

体内に不要な水分が溜まることで起こるむくみはごくごく普通のむくみで緊急性は低く、改善もしやすいのですが病気の症状の一部として起こっているむくみには注意が必要です。

▼むくみを起こす病気とは
むくみを起こす病気はいくつかありますが、むくみ以外の症状も見られることがほとんどなのでどういった症状が一緒に起こっているか、をしっかり確認しましょう。

■腎臓病
むくみと共に血圧の上昇がみられます。
わき腹や胸の痛み、血尿なども起こるので症状が重いと感じる時はすぐに内科や泌尿器科を受診してください。

■心不全、心臓弁膜症
むくみと共に息苦しさや胸の痛み、動悸などが見られます。
息切れがひどい場合はすぐに循環器科や内科を受診してください。

■肝硬変
むくみと共にお腹が膨れたりおならの回数が増える、黄疸がでるなどが見られます。
お腹の膨れが苦しいと感じる時は強い黄疸が出ている場合はすぐに内科を受診してください。

■甲状腺機能低下症
むくみと共に倦怠感や声のかすれ、うつのような状態、記憶力や食欲の低下などが見られます。
脈が遅い、感じにくいようなことがあればすぐに内科を受診してください。

▼日常的に体調をしっかり観察
むくみはなかなか自覚しにくいことも多いので毎日しっかり体調を観察しておくことが大切です。
自分の体を知ることで潜む病気に早く気が付くことができます。